Windows10でOctaveのプロンプト(>)が表示されない

SourceForgeからGNU Octave 3.6.4(2016/1/5現在の最新版)のWindows用バイナリーをダウンロードしてWindows10にインストールし、作成されたショートカットから起動したところ、

インストール直後のOctave 3.6.4 on Win10

このように、入力したOctaveのコマンドは正しく処理されていますが、入力を受け付けていることを示す、「octave…:1>」のようなコマンドプロンプトが表示されません。しかも、構文エラーになるようなコマンドを入れると終了してしまうようです。

ほかのバージョンのWindowsでは確認していませんが、少なくともWindows10においてはデフォルトでいわゆる「対話モード」のOctaveが起動しないようです。

Octaveのドキュメントのコマンドラインオプションを確認すると、よくある「-i」または「--interactive」で強制的に対話モードで起動できるということなので、

Octave 3.6.4のショートカットでコマンドラインオプションを指定

このように、Octaveのショートカットへのプロパティーで「-i」オプションをファイルパスの後ろにつけてやれば、ショートカットから起動しても

Octave 3.6.4 を 強制的に対話モードで起動

このように、「octave-3.6.4.exe:1>」といったプロンプトが表示されるようになりました。

 

 

[Win10]BootCampのキーボードドライバーを修復する方法

MacBook Air (Early 2015) に BootCamp でインストールしていた Windows 8.1 を Windows 10に「アップグレード」してみました。

デバイスマネージャーをぱっと見た感じでは大きな問題はなさそうだったのですが、MS-IMEの設定画面で[かな]キーと[英数]キーが認識されていないことが気が付き、さらに[Fn]も働かないことから、キーボードのドライバーに問題があると分かり、デバイスマネージャーで確認すると BootCamp のドライバーではなく標準のキーボドドライバーが動作していました。

2015-07-30 14_45_46-プログラムと機能

まずプログラムと機能から「Boot Camp サービス」の修復を試みてみましたが、状況は変わらず。キーボードのドライバーもありましたが、そちらに至ってはエラーが出てアンインストールの画面にすら進めない状況。

スクリーンショット 2015-07-30 15.03.14

そこで一度Macで起動し、Boot Camp アシスタント から「最新の Windows サポートソフトウェアを Appleからダウンロードする」にだけチェックを付け、USBメモリーにWindowsサポートソフトウェアを書き込みます。

2015-07-30 14_41_34-USBからコピーからコピーしてきたファイル

再びWindowsで再起動し、USBメモリーに保存されているサポートソフトウェアをHDD/SSDの適当な場所にコピーします。このとき「$WinPEDriver$」フォルダーを忘れると後で怒られるので注意しましょう。

2015-07-30 14_41_43-BootCamp

「Setup.exe」を実行して、促されるままに進めば、勝手に修復されます。うちの環境では無事キーボードの機能が全て使えるようになりました。加えて Bluetooth のアイコンもタスクトレイに表示されるようになったので、そちらのドライバーも修復されたのでしょう

ということで、結論としては MacBook Air (Early 2015)で BootCamp している Windows 8.1 を今すぐ Windows 10 にアップデートしても大丈夫、という人柱情報でしたー

TeXで分子構造式を描くパッケージ「chemfig」

分子の構造式をパソコンで入力するのって,とーってもメンドウですよね。特に理系でレポートやペーパーを書くのにTeXをバリバリ使う人なら,構造式を描くのにわざわざマウスを使いたくないはず。

TeXで化学式を描こう

以前から紹介している「TikZ」という図形描画パッケージがありますが,この「TikZ」を内部で描画処理に使用して化学構造式を描く「chemfig」というパッケージがあります。これを使えば,「原子と原子の位置関係」を「文字の大きさや線の太さや原子間の間隔」のような情報と完全に切り離して記述できるので,別の場所での再利用がものすごく容易になります。

ダウンロードとインストール

LinuxやMacでTeXを使っている人はおそらくTeX Liveを利用していますので,chemfigはデフォルトで入っています。別途インストール必要はありません。以下は,WindowsでW32TeXを使っている人のための説明です。

まずCTANのchemfigのページにアクセスします。

chemfigdl

上のスクリーンショット(2013年7月21日現在)で赤く囲った枠中にある「Download」というリンクをクリックして,「chemfig.zip」をダウンロードします。

ダウンロードしたzipファイルを展開します。展開してできたフォルダーの中の「chemfig.sty」「chemfig.tex」「t-chemfig.tex」の3ファイルを適切な場所にコピーします。「適切な場所」というのはW32TeXをインストールした場所によって変わりますが,たとえば,W32TeXを「C:\w32tex」というフォルダーにインストールしたのであれば,「C:\w32tex\share\texmf\tex\latex」の中に「chemfig」というフォルダーを作って,「chemfig.sty」「chemfig.tex」「t-chemfig.tex」の3ファイルをそこにコピーしてください。W32TeXのインストール場所が「C:\w32tex」でない場合も,これと同じような位置関係のフォルダーを作ればいいと思います。

ファイルをコピーしただけではTeXのプログラムはそれを認識してくれません。そこで[Win]キー+[R]キーなどで「ファイル名を指定して実行」を開きます。「mktexlsr」と入力して「OK」を押すと,コマンドプロンプトが開いて処理が実行されます。これが終わるとTeXからchemfigパッケージが使えるようになっています。

動作確認

次のサンプルコードをコンパイルしてみてください。


2013-07-21 17_40_26-chemfig-test-1.pdf - TeXworks

上のようなアデニンが得られたらchemfigパッケージが正しくインストールされています!

残念ながらこのchemfigの情報,日本語ではほとんど見つかりませんね。しかし英語の公式マニュアルがとても充実しています。それほど難しい英語ではなく,サンプルコードとその出力結果の例がたくさん載っているので,多分理解できるとおもいます: chemfig_doc_en.pdf

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